中学受験対策コースについて
中学受験対策コースについて
これは、子供の未来への投資額です。近年、コロナ禍などによる社会情勢の大きな変化に伴って将来への不安が増大する中、中学受験者数は年々、増加傾向にあります。
さらに最近は、英語教育を打ち出す学校、附属大学への進学が可能な学校、海外留学を義務づける学校、理科・化学系の活動や社会系の活動に重きをおいた学校など、様々な特色を打ち出す学校が増えています。
ここから言えるのは、「学歴」が重要視されていた時代から「経験値」やそれに基づく「考える力」が求められる時代に転換しているということ。その為に中・高校生という早期から「幅広い経験」を積み、「自分で考える力」を養成する必要があると考えられている、ということです。
その為に、私立の中学・高校は魅力的な選択肢を提案しています。このようにして選択肢の幅が増え、今後も「中学受験率」は増加していく見込みであり、つまり、今後も限られた枠を奪い合う競争が激化していくということです。
では、中学受験をするメリットはなんでしょうか?
もちろん、医学部や東大、京大などの難関大学に子どもを入れたいなら中高一貫校に入れるのが一番確実性の高いアクションです。実際、2023年度の医学部現役合格者数トップ30校のうち28校は中高一貫校だったので、医学部合格は中高一貫校が圧倒的に有利です。
ただ、難関大学云々は置いておき、それ以外にも家庭教師 神大生の本気。として考える私立中学受験、中高一貫校に入る意味としては、大きく3つあると思います。
1. 幅広い経験値や脳をひたすら使う機会が得られること
2. 将来的に繋がっていける人脈を獲得できる
3. ハイレベル集団に属し、当たり前の基準値が高まる
要するに、中学受験で頭をしっかり使うことは能力の向上に繋がり、中学以降に得られる幅広い経験はこれからの時代に役立ち、ハイレベルな環境に身を置けば自然とそれが当たり前になり、そういった有望な人たちと友達になれるのはかなり大きなメリットになると思います。
それに対し、デメリットを挙げるとすれば
・親が疲弊し、良好な親子関係が崩れる可能性
・友達と遊ぶ時間が削られてしまう可能性
・勉強以外のことに熱中する機会が減少する
当然、中学受験はかなり激しい競争です。簡単にはいきません。お金をかければ成績が伸びるとも限りません。良い先生が指導すれば上手くいく確率は高まりますが、結局は本人の自主性が最重要で、必ず上手くいくわけでもありません。
最も疲弊していくのは、子供の成績に悩む親御様であることは間違いありません。その結果、優しいお母さんでなくなったり、受験が上手くいかなければ「失敗経験」として後に引き摺る方もいます。
ただし、このあたりは全て「親の問題」であり、考え方の問題。お子さんにとっては良い経験になる可能性が高く、将来に繋がる大きな挑戦ともなり得ます。親御さまのスタンスとしては「しっかりサポートはするけど、どんな結果になろうが子供の人生」として割り切らなければなりません。
A. 基本的には塾。だが、両者とも強み・弱みあり!
塾のペースについていけるなら塾だけで十分です。受験の基本は「いかに早く受験範囲を終わらせるか」なので、塾は小6の夏までに基礎を全て終わらせ、夏から受験対策に入ります。
ただ、このペースについていける子はほぼおらず、ほとんどの場合、塾から出される膨大な宿題に押し潰されます。そこで親は無理をしてやらせようとしたり、面倒をみようとしないでください。あくまで環境や精神面でのサポートが親の役目です。
塾に相談すると「個別指導の方で遅れを取り戻しませんか」と追加で塾にいくよう促されます。そういうシステムです。本当に個別的なサポートを望むのなら、専属の優秀な家庭教師を雇うのが一番です。
✦塾の強みと家庭教師の強み
統計データで、お子様の現状と比較することが可能。模試の結果で、自分の立ち位置がわかります。学校についての情報や説明会があるのも強みです。
家庭教師の強みは柔軟性です。やはり家庭教師は「その子の専属サポーター」になれるので、勉強の深度やモチベーションに柔軟に対応でき、日程調整なども自由です。塾にはできない苦手分野や得意分野の詳細な把握と的確な指示、生徒との二人三脚な距離感も強みです。
✦理想は塾と家庭教師
正直、理想は塾と家庭教師です。塾で良い教材や模試、学校情報や膨大な過去問をもらい、その塾のペースに合わせて勉強を進める。塾でのペースについていけなくても家庭教師がその子の苦手分野を見抜き、克服させる…これが理想ではあります。
✦もし家庭教師だけで中学受験に臨むなら
もし家庭教師だけで中学受験に臨むのなら、小学4年生スタートは必須です。遅くとも小学5年生スタート。基本方針は、市販の教材で基礎を網羅し、早い段階でレベル別の入試問題集に取り掛かり、その問題集を6年生の夏までに3周くらいできるのが良いと思います。そこから志望校の過去問に取り掛かります。小学5年生からは、塾が主催する模試への参加が必須です。
✦悩ましい場合、相談に乗ります!
正直、親御様としては中学受験はかなり難しい判断になると思います。そういったときは、お気軽にご相談くださいませ。